トラベルワクチンは、渡航先で流行している感染症からご自身を守るための大切な備えです。

必要なワクチンは、渡航先の国・地域、滞在期間、活動内容(都市部か地方か、動物との接触の有無など)、年齢や体調、これまでの接種歴によって一人ひとり異なります。

当外来では、渡航計画をおうかがいしたうえで、必要なワクチンを過不足なくご提案し、出発日から逆算した接種スケジュールを作成します。

取扱いワクチン

  • A型肝炎(不活化)
  • B型肝炎(不活化)
  • 破傷風(Tdap・不活化)
  • 狂犬病(不活化)
  • 腸チフス(不活化)
  • ポリオ(不活化)
  • コレラ(経口・不活化)*
  • MR(麻しん風しん・生)
  • おたふくかぜ(生)
  • 日本脳炎(不活化)
  • 髄膜炎菌ACWY(不活化)
  • 髄膜炎菌B(不活化)*
  • HPV(不活化)
  • インフルエンザ(不活化)
  • コロナ(不活化)

*髄膜炎菌B型ワクチン及びコレラワクチン、Tdapなどは取扱い医療機関が少なく当診療所の特色の一つとなっています。

主なワクチンについて

  • A型肝炎:水や食べ物を介して感染することがあり、途上国へ渡航する多くの方に検討されます。
  • B型肝炎:血液・体液を介して感染することがあり、長期滞在や医療に携わる方などに検討されます。
  • 狂犬病:犬をはじめ哺乳動物にかまれる・引っかかれることで感染するおそれがあり、アジア・アフリカ・中南米などで検討されます。現地でかまれた場合の対応(暴露後の接種)についてもご相談ください。
  • 腸チフス・日本脳炎・髄膜炎菌・コレラ・ポリオ・破傷風(Tdap)・MR・HPV など:渡航先や生活環境に応じてご提案します。

接種スケジュールの考え方

複数回の接種が必要なワクチンや、一定の接種間隔をあけるワクチンがあります。

当外来では、出発日から逆算して、間に合う接種計画を組み立てます。複数のワクチンが必要な場合は、同時接種によって通院回数を抑えられることがあります。

「いつまでに来れば間に合うか」も含めて、遠慮なくご相談ください。
理想は出発の4〜8週間前ですが、直前でもその時点で可能な範囲でご提案します。

接種当日の流れと注意

問診・体温測定を行い、体調を確認したうえで接種します。接種後は院内で一定時間様子を見ていただく場合があります。ワクチンの効果や必要性には個人差があり、接種後に発熱・接種部位の腫れ・だるさなどがみられることがあります。副反応や既往歴・アレルギーについては、接種前に必ずご確認・ご説明します。

妊娠中・妊娠の可能性がある方、免疫の状態に関わるお薬を使用中の方は、事前にお申し出ください。

接種前に確認すること・注意が必要な方

体調がすぐれないときや発熱があるとき、過去にワクチンで強いアレルギー反応が出たことがある方は、接種を見合わせる、または慎重に判断することがあります。

妊娠中・妊娠の可能性がある方、授乳中の方、免疫の状態に関わるお薬(ステロイドや免疫抑制薬など)を使用中の方は、接種できるワクチンが限られることがあるため、必ず事前にお申し出ください。

接種後は体調の変化に注意し、気になる症状があればご連絡ください。

在庫・お取り寄せについて

ワクチンによっては、お取り寄せに数日から数週間かかるものがあります。

とくに複数のワクチンを組み合わせる場合や、取扱いの少ないワクチンをご希望の場合は、渡航が決まった時点で早めにご予約・ご相談いただくと、確実に準備を進められます。