海外赴任・駐在は、多くの場合、数ヶ月から数年にわたる長期の滞在になります。
短期の旅行とは異なり、生活の拠点そのものが海外に移るため、ご本人だけでなく帯同されるご家族を含めた、しっかりとした健康の備えが必要です。
当外来では、赴任地域に応じたワクチン・予防薬の準備から、帯同家族の接種、長期滞在に向けた常備薬や現地医療事情のご案内まで、赴任前の準備を包括的にサポートします。
赴任前の準備
- 赴任地域のリスクに応じた推奨ワクチン・予防薬:都市部か地方か、滞在期間、活動内容をふまえてご提案します。
- 帯同家族・お子さまの接種:年齢に応じた接種計画を立て、ご家族まとめてご相談いただけます。
- 長期滞在に向けた常備薬・現地医療事情:現地で入手しにくいお薬や、医療アクセスの考え方をご案内します。
赴任前のタイムライン
一般的には、「相談・計画」→「接種・予防薬の準備」→「証明書・常備薬の準備」→「出発」という流れになります。
複数回接種のワクチンや、接種間隔をあける必要のあるワクチンもあるため、赴任の内示・辞令が出たら、できるだけ早めにご相談いただくことをおすすめします。
出発まで日数が限られている場合も、その時点で可能な範囲で優先順位をつけてご提案します。
帯同されるご家族へ
ご家族での赴任では、お子さまの年齢や、日本での定期接種の進み具合によって、必要な準備が変わってきます。現地の学校が求める予防接種要件がある場合もあります。
母子手帳や、これまでの接種記録をご用意のうえ、ご家族そろってご相談ください。小さなお子さま連れでも通いやすいよう、ご予約時にお申し付けいただければ配慮します。
企業ご担当者さまへ
従業員の方やそのご家族の渡航前準備について、企業ご担当者さまからのお問い合わせも承ります。
赴任者の健康管理や、産業医としての対応が必要な場合についても、ご相談ください。費用の精算や提出に必要な書類(領収書・明細・診断書など)もご用意できます。
長期滞在の健康管理
赴任先での生活が始まると、食習慣や気候の変化、時差、仕事のストレスなどから、体調管理が難しくなることがあります。
渡航前に、現地でよくある体調不良への備えや、日本へ一時帰国した際に相談できる体制を知っておくことは安心につながります。
国際保健の知見をもつ医師の視点から、赴任生活を見据えたアドバイスをお伝えします。
単身赴任と家族帯同での違い
単身赴任では、ご本人の健康管理と、現地での医療アクセスの確認が中心になります。
家族帯同では、お子さまの年齢に応じた接種や、現地校の要件、ご家族それぞれの持病への配慮が加わります。
人数・年齢・赴任先をおうかがいし、まとめて計画します。
赴任先での継続的な健康管理
長期滞在では、生活習慣病や歯科、メンタル面も含めた継続的な健康管理が大切になります。
日本への一時帰国のタイミングで、健診や追加接種を受けられるよう計画に組み込んでおくと安心です。
帰任・本帰国のときは
赴任を終えて帰国された際も、体調に不安があれば、渡航歴をふまえてご相談いただけます。
長期滞在後の健康チェックとしてもご利用ください。
帯同されたご家族の体調についても、あわせてご相談いただけます。